転職を考えているとき、
応募前や面接時に施設内を案内してもらうことがありますよね。
そのとき、なんとなく雰囲気を見るだけになっていませんか?
実は、見学の時間は「働きやすさ」を見極める最大のチャンスです。
今回は、私の経験から
「ここは必ず見ておきたい!」という5つのポイントを解説します。
チェック① 利用者さんの様子
まず注目したいのは、利用者さんの状態です。
- 性別の割合
- 歩行の状態(自立・杖・歩行器・すり足など)
- 車いす利用者の人数
- 身体の自立度
これらを見ることで、
その施設の介助量のイメージがつきます。
あとで「思っていたより重度の方が多かった…」とショックを受けないためにも、ここはしっかり確認しておきましょう。
チェック② 男女比・平均介護度
見学時に、ぜひ質問してほしいのがこちら。
- 利用者の男女比
- 平均介護度
- 体格の大きな利用者の割合
同じ「介護職」でも、
介護度によって身体的負担は大きく変わります。
事前に知っておくことで、入職後のギャップを減らせます。
チェック③ お風呂の設備(個浴か機械浴か)
入浴介助は、負担の大きい業務のひとつです。
- 個浴:一般家庭に近いお風呂(手すりあり)
- 機械浴:ストレッチャーやリフト付き浴槽
機械浴が多い施設では、移乗介助が中心になります。
設備の種類と台数も、さりげなく確認しておくと安心です。
チェック④ 職員の表情・雰囲気
これはとても大事です。
- 挨拶にきちんと返してくれるか
- 表情に余裕があるか
- 職員同士の空気が穏やかか
もし、
- 常に慌ただしく走り回っている
- 職員同士がピリピリしている
- 挨拶が返ってこない
こういった様子が見えたら、少し慎重になったほうがいいかもしれません。
人間関係のストレスは、仕事を続けられるかどうかに直結します。
チェック⑤ トイレの状態(利用者用・職員用)
意外と盲点ですが、とても重要です。
特に利用者用トイレに汚れが目立つ場合、
- 清掃など介護以外の環境整備を担ってくれるスタッフがいない
- トイレの掃除まで手が回らないほど人手不足
- 介護以外の業務負担が大きい
といった可能性があります。
トイレは、その施設の「余裕」を映す場所でもあります。
給料と負担感のバランスを考える
介護の仕事は、
給料と負担感のバランスが取れているかどうかが、長く続けられるかのカギになります。
例えば入浴介助。
Aさんの場合
- 見守り中心
- 声かけと背中を洗うときなど一部補助のみ
- 着脱ほぼ自立
Bさんの場合
- 車いす使用
- 片麻痺あり
- 移乗介助あり
- 洗身・洗髪ほぼ全介助
- 着脱ほぼ全介助
同じ時給なら、どちらを選びますか?
経験値を積むならBさんは貴重な存在です。
でも、それが毎日続いたらどうでしょう。
「今日は少し楽な担当がいいな…」
そう思う日も、きっとありますよね。
実際、楽な介助ばかり担当する職員と、重い介助が偏る職員がいる施設もあります。
私が以前働いていた老人ホームでは、機械浴担当になる割合が高めでした。
だからこそ思うのです。
長く続けるためには、環境選びが本当に大切。
まとめ
転職は、人生の大きな選択です。
時給だけで決めるのではなく、
- 利用者の状態
- 設備
- 職員の雰囲気
- 施設の余裕
をしっかり見極めましょう。
心と体に無理のない職場を選ぶことが、
結果的に長く働ける一番の近道です。
ぜひ、職場選びの参考にしてみてくださいね。
