高齢者介護と障がい者支援、両方経験して見えた違い

高齢者介護と障がい者支援 働き方

比較表:老人ホームと生活介護の主な違い

項目 老人ホーム 生活介護
状態 認知症・その他疾患 自閉症・知的、精神障害・強度行動障害
程度 介護度2~3未満平均 区分3~
コミュニケーション 傾聴の効果あり 傾聴だけでは難しい
身体的介助 多い 少なめ
日中の安定性 不穏になることは少ない 特性や拘りで不穏になることがある
関係性の構築 比較的早い 時間がかかる利用者が多い
働いてみた印象 穏やかな暮らしを支える。徐々に身体・認知機能が衰え、医療的ケアやお別れの場面もある。 成長の喜びを実感でき、対応力が鍛えられる。若い利用者も多く体力を使う場面も多い。

高齢者と障がい者の介護では、利用者の特徴だけでなく、住居型か通所型かでも支援の内容が大きく変わります。それぞれにやりがいや難しさがあり、「どちらが良い」とは一概に言えません。
自分に合った職場を見つけるためには、事業所の特色をよく調べて選ぶことが、長く続けられる秘訣だと思いました。

施設種別の違い

老人ホーム: 食事や清掃、入浴など生活支援が中心。屋内での活動が多く、外出は少なめです。
生活介護: 障がいのある方が日中通う施設。介助や活動支援、外出・レクリエーション・軽作業など、生活の幅を広げる支援を行います。

利用者の状態の違い

老人ホーム: 認知症や呼吸器・神経系疾患のある方が多く、状態は徐々に変化していきます。
生活介護: 自閉症・知的障害・精神障害・強度行動障害の方が多く、身体介助を必要とする場合もあります。

支援の程度の違い

老人ホーム: 介護度2~3未満が多く、歩行や着替えなど部分的な介助が必要。
生活介護: 障害支援区分3以上の方が多く、言葉での意思疎通が難しい場合や行動支援が必要な場面があります。

コミュニケーションの取り方の違い

老人ホーム: 傾聴によって信頼関係を築けることが多いです。
生活介護: 発語がない方もおり、表情・行動・ジェスチャーなどから気持ちを読み取り、写真や絵カードを使うこともあります。

身体的介助の違い

老人ホーム: 排泄・入浴・移動など身体的介助が多い。
生活介護: 同性介助が基本で、車いす利用者も比較的少なく、介助の頻度は低めです。

日中の安定性の違い

老人ホーム: 不穏になるのは夜間が多く、昼間は比較的穏やかです。
生活介護: 天候や予定変更で不安定になりやすく、特性や拘りから行動が止まることもあります。

関係性の築き方の違い

老人ホーム: 丁寧に接することで比較的早く信頼関係を築けます。
生活介護: 受け入れてもらえるまで時間がかかる場合が多く、根気強く関わることが大切です。

働いてみて感じたこと・やりがい

老人ホームでは「穏やかな暮らしを支える」やりがいがあり、利用者の人生の最期まで寄り添う尊さがあります。
生活介護では「利用者の成長や変化を共に喜べる」瞬間が多く、日々の対応力が磨かれます。

自分に合った職場を見つけるために

高齢者介護も障がい者支援も、それぞれに魅力があります。
働く際は、「どんな利用者を支援したいか」「どんな環境が自分に合うか」をイメージして選ぶことが大切です。
入職前に見学や体験をすることで、ミスマッチを減らし、無理なく長く続けられる仕事に繋がります。

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